マインドフルネス

マインドフルネスとは?

2020年12月3日

mindfulness

 

こんにちは、心理カウンセラーのJunです。

マインドフルネスという言葉は誰しも、1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

しかし、言葉の認知度は上がっても、意味を理解して生活に取り入れている人は少ないようです。

 

マインドフルネスについての説明でよくあるのは、「”今”という瞬間に完全に注意を集中している状態」といった解説です。

これはマインドフルネスの意味を端的に正確に表現した言葉ですが、残念ながら初心者にはわかるようでわかりにくい。

それから、マインドフルネスという言葉を聞いたことある人は「マインドフルネスって瞑想のことでしょ?」というような捉え方をされている方もいらっしゃいます。

これも完全に間違いではないのですが、マインドフルネスの本質をとらえた説明ではありません。

 

マインドフルネスの発祥は、2500年も前にさかのぼります。

そのころから、マインドフルネスの多大な効果に気づいた人たちは率先してその考え方を広げてきました。

その重要性に気づいたマサチューセッツ大学医学部名誉教授のジョン・カバットジン(Jon Kabat-Zinn)博士が1979年に専門センターを開設し、医療の分野で適用したことを皮切りに、今ではGoogle、facebook、Apple、Intel、Nike、McKinsey & Company(マッキンゼー・アンド・カンパニー)といったアメリカを中心とした有名企業やスポーツや学校の分野など様々なところで次々と取り入れています。

そして、情報デジタル化の波にのり、マインドフルネスは全世界に広がりをみせています。

 

なぜ、こうもマインドフルネスが重要なのか?

それは、マインドフルネスの手軽さと驚くべき効果、そしてなりより身近な私たちの日常生活における問題解決に役立つツールになるからです。

次のリストは日常生活におけるマインドフルネスが及ぼす効果の一例です。

  • イライラ解消できる(子育て、家族関係、会社での人間関係など)
  • 依存症を断ち切ることができる(たばこ、お酒、過食、ギャンブル、ドラッグ、スマホ、テレビ、動画など)
  • 免疫力がUPする
  • プレッシャー、不安、恐怖、絶望感、無力感などネガティブ感情からの解放される
  • 親と和解できる(親を許し、子どもを許し、自分を許せるようになる)
  • エネルギーが湧き出てきて、やる気にあふれ、前向きに行動できるようになる
  • しなければならないことや時間に追われなくなる

などなど、日常生活に及ぼす効果は数え上げればきりがありませんが、マインドフルネスを習得することで及ぼす本質的な効果は、どんな困難な問題がおきても「心の平和」を維持できるようになり、いきいきした人生を送ることができるようになることです。

毎日何かに追われるように忙しく生活している私たち現代人が、ふと立ち止まり、本当に自分の大切なものを知り、生活がシンプルになっていく、そんな効果をマインドフルネスは提供してくれます。

これからの時代、生活のスピードは速くなり、心にかかる負担がさらに増していきます。

そんな中で、このマインドフルネスという考えはとても重要です。

 

今回は、そんな現代人にとって超超超重要なマインドフルネスについて徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、マインドフルネスとは何か?ということから、そのメリットや効果、実践方法まで知ることができます。

日常生活に取り入れることで、思い通りの人生が手に入ります。

ぜひ、最後までご覧ください。

 

マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは、英語でmindfulnessと書きます。「注意している、心にとめている」といった意味のmindful(マインドフル)に、状態を表すness(ネス)を組み合わせた言葉です。

言葉は英語ですが、その本質的な考え方のルーツは、仏教の瞑想の中心概念にあるといわれています。

仏教は宗教なので、何か特別な方法のように感じられますが、仏教は「人間の悩みの解決する」目的があり、そのためには自身の意識や考え、心と向き合うことです。

マインドフルネスもそういった思想を踏襲したものになります。

 

マインドフルネスとは、冒頭で説明したように一言で言えば「”今”という瞬間に完全に注意を集中している状態」になることです。

しかし、これだけでは本当の意味は理解できないので、もう少し具体的にポイントごとに説明していきます。

 

ポイント①:「自分の体・自分の心」に耳を傾けること

ほとんどの人が自分の頭で”大事”と考えてることにすっかり心を奪われていて、”本当に大事なことである自分”を置き去りにしています。

自分が果たさなければならない義務や責任があって、しなければならない作業に追われ、それらのスケジュールを守るために忙しく時間に追われています。

それは1日の朝から夜まで続きます。

「何時までに家を出ないといけない」

「そのために早く朝食を食べて、服を着替えて、子どもがいれば着替えさせて、歯磨きして・・」

「昼になればご飯の食べて」

「夕方になれば保育園にお迎えにいったり」

「仕事では、アポの時間に移動を間に合わせたり、資料準備を間に合わせたり」

「月間、週間のノルマ達成に追われたり」

「もっと効率よくしないといけない」「もっと急がなければいけない」「もっとお金を稼がないといけない」・・・

など「しなければいけばいけないこと」はつきません。

このように自分で自分の行動をコントロールしていると思っていても、時間と時計によって行動をコントロールされています。

 

こんな風に忙しくしていると当然、ストレスや疲労がたまってきます。

そんなストレスや疲労のサインが「休みたい」という心の反応としてあらわれても「しなければいけないから休めない」と押し込めたり、肩こりや目の疲労など様々な形で体にでたりしても「休めない」からと押し込めています。

当然、これでは健康に被害がでるのは時間の問題です。

 

さらに自分の体や心に耳を傾けないことは、単なる健康被害があるという話だけではありません。

何かの出来事などに不快感、嫌悪感がおこったときに、その自分の心に蓋をして我慢して無理することは、自分で自分の心を奴隷扱いしているのと同じです。

自分の体や心に耳を傾けるということは、自分を思いやり、慈しむ行動です。

そしてそれは自分を愛することに繋がります。

自己肯定感や自尊心といった言葉は、その根本は自分を思いやり、慈しみ、愛することです。

なぜ人は自己肯定感や自尊心を求めるか?

それは、心の豊かさ・充実感を獲得したいからです。つまりは、幸せを求めているからです。

自分の体や心に耳を傾けずして、幸せになることはできないということです。

マインドフルネスを理解すると自分の体や心に耳を傾けることを通して、自分を思いやり、慈しみ、自己肯定感や自尊心、自信が高まりとてもエネルギーがわいてきます。

 

ポイント②:「自分のペース・自分の基準」で生活すること

自分の体や心に耳を傾けるためには、まず自分が”大事”だと思ってることが”本当は大事ではない”ということに気づくことです。

ここ10年、20年でインターネットやスマホの普及といった社会の情報化や便利なサービスが増えていることで、生活のペースがとてつもなく早くなっています。

そんな流れに合わせているうちに、世の中のペースに振りまわれてしまっています。

せわしなくいろんなことを考え、行動していると、心が落ち着く余裕がなくなります。

 

体と心は連動しています。

心が「何か食べたい」と思えば、体は食べ物を探しに動きます。

心が「あれが欲しい」と思えば、体は購入する行動をします。

逆に、体がせわしく動いていると、心もせわしく働き、落ち着くことはできません。

マインドフルネスは、そういったことに気づかせ、自分のペース・自分の基準で生活することで、心に平穏をもたらしてくれます。

 

ポイント③:物事をよく観察すること

私たち大人は、物事をみるときに、自分の目を通してみているというより、自分のこれまでの経験や自分の思いや考え方から形作られた”見方”を通して、物事を見ています。

その思いや経験が、新鮮な目を曇らせてしまいます。

例えば、昔、犬に噛まれたという経験をした人は「犬=噛む動物」という認識をもって、世の中のすべての犬も噛むものだと思って避けようとします。

しかし、1匹の犬が噛んだからといって、他の犬が同じように噛むかどうかはわかりません。

このように、視野に入ってきたものを心の中で1つのカテゴリーにあてはめ、これはこうだ、という風に判定しています。

この一連の作業はすべての物事に対して行われます。

だから、経験が増えれば増えるほど、観察することを忘れ、新しい気づきを得ることができなくなっていきます。

マンネリ化です。

マンネリ化の状態が続くと新しいことへ挑戦することが億劫になり防衛的になります。

いつも同じパターンであることを望み、変化を嫌うようになります。

そうなると、もはや自動操縦するロボットと同じ状態です。

 

だから、毎日が面白くなく感じ、充実感を得られないのです。

足元や空、周りの景色などよくよく見ると、少しずつ変化しています。

風景だけでなく、人間もその日によって気分や体調も違うし、子どもは成長したり、高齢者は年老いていくという変化が絶えずあり、流動的です。

何かの出来事や周りの環境、考え方、感情や心の反応、などは時間とともに変化していきます。

そういった変化することに、いちいちとらわれず、ただ変化していく様子を観察することで、心が穏やかになっていきます。

同じ瞬間は1つとしてありません。

よく目を凝らし、自分を含め周りの環境を観察してみてください。

すると、昨日とは違う新しい発見があり人生が楽しくなってきます。

マインドフルネスは、一見同じに見える毎日の生活に新しい気づきや発見をもたらし、その感動が心を動かし、生活に充実感を感じさせてくれます。

 

ポイント④:ただただ”事実”をありのまま受け入れ、良い悪いの判断や評価をしないこと

人は、自分が感じたこと考えたことが事実であり、絶対に正しく、現実の全てだと考える傾向があります。

しかし、それは事実ではなく、ほとんどの場合事実を歪んでとらえてしまった1つの意見にすぎません。

事実と思ってることは、その人が幼少期から形成した見方や思考パターンによって、出来事や状況を解釈したにすぎません。

なぜなら、別の人が同じ出来事や状況を見ると違った解釈になるからです。

例えば「私は天才だ」と考えたとして、残りの人口70億人以上が同じように思うわけがありませんが、本人はいたって本気にそう思っている、事実だと思ってる場合がある。

これは本人にとっては「自分が天才だ」ということはそう思い込んでいる限り事実のように感じますが、これは、それは事実ではなく、1つの意見です。

逆に「私はダメ人間だ」と考えるのも事実ではなく、1つの意見です。

その出来事や状況が「事実だ」と自分が思えばそれは事実のように感じますが、自分が「事実ではない」と思えば事実ではありません。

このように事実は、思い込みによって変わります。

 

人間の不思議で面白いのが、思い込んでいる限り現実になるということです。

これは、レモンや梅干しなど唾液がでる食べ物を思い浮かべ、口に入れて食べたときを想像してみるとわかります。

目の前にはレモンも梅干しもないにもかかわらず、唾液がでてきます。

これは脳としては、想像ではなく現実の事実だと受け取ったという証拠です。

そして食べ物だけでなく、さきほどの「自分は天才だ」とか「自分はダメ人間だ」と思い込んだことも、脳ではリアルな事実としてうけとってしまうのです。

 

事実を正確にとらえることは言い換えれば、事実をありのままに観察し、受け入れることです。

「上司にパワハラされた」「旦那が勝手なことばかりする」「子どもがいうことを聞かない」など、こんな状況はストレスになるし、イライラすると思います。

これら、上司がパワハラ、旦那が勝手なことをする、子どもがいうことを聞かない、というのは目の前におきた事実です。

しかし、その出来事に対して「イライラした」のは、自分の思い込みによって引き起こされたものです。

ストレスになってイライラするのは、この事実が自分にとって不快で、どうにかして変えたいと考え、変えようとするからです。

事実を変えることは不可能です。

それから、イライラしたからといって状況がかわるわけではありません。

期待通りにいかなくて残念かもしれないけど、事実は事実として変えられないということを把握する。

もしそれにイライラしているなら、自分がイライラしたことも事実のなので、その事実を把握する。つまり、自分の思考パターンや物事の見方、考え方の癖を把握することです。

 

心は不快なことが大嫌いです。

お腹がすけば食べ物を食べたくなるし、嫌いな人がいれば避けるし、思い通りにならないとどうにかしよう体に心に従った行動をするよう命令します。

しかし、ここで感じる「好き」とか「嫌い」とかという判断は、人によって違ってきます。

つまり、1の物事の見方は1つだけでなく、色々あるということです。

さらに、時間の経過によって、その感情は変化していくものです。

そんな偏った考えで生み出されたもので、しかも時間がたつとなくなるものに心のエネルギーを使うはもったいないだけです。

そんなものに必死になってエネルギーを浪費するより、もっと大切な人生をよくすることにエネルギーを使う方が賢明です。

 

それから、私たちの心は過去や未来をあれこれと思いめぐらすのが大好きです。

少し気を抜くと、夕食のこと、次の旅行のこと、後悔したことなど、次から次へと思考がわきでてきてとまりません。

心理学の研究では、人は1日に6万回思考してるといわれています。

しかも、考える8割近くがネガティブなものだという結果がでています。

それはまるで、ほとんどネガティブな情報を流している24時間なりっぱなしのラジオです。

そんなものだから止めることはできないけど、聞かないよう意識することはできます。

そのためには、自分自身と自分の思いは別であることを知ることです。

さまざまな思いが訪れ、去っていくのを観察するだけでよくて、「これは良い出来事」、「これは悪い出来事」といったように評価や判断をする必要はありません。

心の声に対して評価や判断をやめると、心はとても穏やかになります。

マインドフルネスは良し悪しを判断せず、事実をただただ把握することにつとめ、心に落ち着きをもたらしてくれます。

 

私が考えるマインドフルネスについて

マインドフルネスについて4つのポイントにわけて説明しましたが、ご理解いただけたでしょうか?

ここでは、さらに私がマインドフルネスについて一番重要なことだと感じたことについてご紹介します。

 

私が思うマインドフルネスで一番重要なことは「物事の見方を広げること」、これに尽きると思います。

 

私たちの人生を作っているのは、日々の行動による結果です。

働けば給料を稼ぐことができ、それで食事をしたり、住みたいところに住むんでいます。

仲良くなりたい人がいたら声を連絡をとり、近づいていき人間関係をつくります。

こうした行動の積み重ねが、人生を作っています。

 

そして、そうした行動は、考え方や思いによって生み出されます。

人の考え方や思いは、生まれ育った環境によって、好き嫌いや願望、自分とはこういう人間だといった考え方のパターン、つまり物事の見方を作られます。

 

つまりは、物事の見方によって、自分の心理や行動を通して人生に影響を与えているのです。

 

もし、思い通りの人生にしたいなら、現在何か悩み事があったりうまくいっていないと感じるなら、物事の見方を変える必要があります。

しかし、1度構築された物事の見方というのは、そう簡単には変えることができません。

変えるためには、まず「自分がどういう物事の見方をしているか」について観察することです。

観察していると、とても物事を見る幅が狭いことに気づかされます。

 

例えば、「お金持ちになりたい」という見方をもっていたとします。

そう思うのは、お金持ちが自分の理想像であって、それに今の自分が達していないから、不満を感じて、お金持ちの人をうらやましく思います。

では、なぜお金持ちになりたいのでしょうか?

お金があると、贅沢ができて、好きなものが何でも手に入るし、働かなくてもいい、ざっくりとこんな感じだと思います。

では、なぜ贅沢して、働きたくないのか?

これを突き詰めていくと、「人生で充実感を味わいたいから」「心が満たされて穏やかでになりたいから」「幸せを感じたいから」などの理由になると思います。

今の自分に不足していると感じるから「充実したい」と思うわけですが、ほんとうに不足しているのでしょうか?

欲しい・必要と考えているのは、生まれたときから思っているものではありません。

物心ついてきたときに親や友だち、テレビや動画なんかの影響が大きく、そこで「いいもの」として取り上げられたものを「自分も欲しい」という風に見るようになります。

そしてそこでは「お金があると幸せ」という描き方をされているので、「充実感を得るにはお金が必要」と考えるようになります。

 

このように「自分がどういう見方をしているか」観察していくと、周りの影響を受けて、自分の見方が作られたことに気づくことができます。

その影響下で「今の自分が作られた理想とかけ離れている」ということを意識すればするほど、「充実していない」と強く感じますが、逆に「その理想は作られた偽物の理想だ」と意識すれば、「充実していない」と感じる力は弱まります。

自分の思い強弱、自分の物事の見方によって充実感の強さが変わる、それに気づいた時点で、自分の見方の幅が1段階広くなっています。

 

そして、さらに視野を広げていくと、今の生活がとても豊かなことに気づきます。

これは単に経済発展しているかどうかは関係なく、流れゆく景色や流動的な人の状態など、1つとして同じ瞬間はやってこない人生を今まさに存在していること自体がとても不思議で神秘的で奇跡的な現象なんだと気づくことができ、豊かで充実していることを知ることができます。

ないものを欲しがるのではなく、すでにあるものをじっくり観察すると、その変化に驚かされます。

そういうすでに自分が持っている充実感に、マインドフルネスによって見方を広げれば感じ取ることができ、心が満たされた状態になることができます。

 

 

 

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