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【書評】幸せになる勇気|本書で得た1つの「学び」を紹介|No.2

2020年7月21日

【書評】幸せになる勇気~実践方法~|No.2

こんな方におすすめ

  • 会社の人間関係に悩んでいる人
  • 子どもの育て方に悩んでいる人
  • 幸せについて知りたい人

本書の評価

理論度   【★★★★☆】(4.0)

実践度   【★★★☆☆】(3.0)

内容の濃さ 【★★★★★】(5.0)

人生の答えが書いてる前作の『嫌われる勇気』。

この本を読んで感銘を受けて、人生が変わると思った人、多いんじゃないでしょうか?

一方で、実際は、やる気はわいたけど時間がたって元通り。という人も多いと思います。

そんな人にのために、より実践的に書かれたのが続編にあたる本書『幸せになる勇気』です。

前作『嫌われる勇気』で示された幸福への道を、わたしたちは具体的にどのように歩んでいけばいいのか?日々、アドラー心理学をどう実践していけばいいのか?そして、アドラーがたどりついた結論ー幸せに生きるためにも誰もが為さなければならない「人生最大の選択」-とは、いったい何なのか?

本書は、前作の『嫌われる勇気』を読んでからでないと理解が難しいところがあります。

200万部以上売れた本で、確実に人生にプラスになる良本なのでまだ読んでない方はぜひ読まれることをオススメします。

【本データ】
ダイヤモンド社発行
2016年2月25日 第1刷発行
ISBN:978-4-478-06611-9
定価:1500円+税

【著者】
岸見一郎氏:哲学者。1956年生まれ。
古賀史健氏:株式会社バトンズ代表でライター。1973年生まれ。

 

【本書の概要】幸せになるために必要なこと

本書は、幸せになるために前作より具体的なことが書かれています。

そもそも幸せってなんでしょうか?

アドラー心理学では、幸せの源泉は人間関係だと言い切っています。

つまり、自分ひとりだけで幸せになることができないのです。

例えば、株やFXのトレーダーが大勝して大金を手に入れたとする。

働かずに好きにものを買って、贅沢な暮らしはできる。

それに、お金があればそれによって来る人もいるから一見するとさみしくない。

けどお金がなくなればなくなる関係はどこかむなしさがある。

一時的には幸せを感じるかもしれないけど、長期に感じることは難しい。

それよりも好きな人、愛する人がいて、一緒に食事をしたり、過ごす方が長期的な幸福度は間違いなく高い。

アドラー心理学では、おいしいものを食べるとか短絡的な快感より、長期的な幸せになる方法を重要視してます。

本書でも「長期的な幸せ」の獲得について、考え方が書かれているので、「幸せ」そのものについて語っているわけではありません。

「幸せ」そのものの理解を深めたい場合は、幸せを研究しているポジティブ心理学が参考になります。こちらで幸せについて解説しているのでご参考ください。

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人間関係レベルは3段階

幸せの源泉は人間関係といいますが、その人間関係は次の3段階のレベルにわけられると話します。

・仕事関係

・交友関係

・家族、愛の関係

この中で1番簡単なのが「仕事」の関係です。

仕事の関係は利害関係でつながっていて、プライベートと切り離すことができるから、浅い関係でも十分ですが上司のパワハラや同僚の目線などで苦しむ場合もある。

しかし、交友関係になっていくると、仕事のように強制力がない分、さらに距離が近い関係になります。距離が近くなると、考え方がある程度近かったり、共感しあえないと関係維持が難しい。

一番、距離が近いのが家族、愛の関係。家族関係は、大切な関係だけど、その分お互いの距離が近すぎるため必要以上に介入したり、自分と違う考え方を目のあたりにして悩んだりもしやすい。特に親子関係は切ってもきれない関係なので、避けることができない。

 

愛とは「決断」、逃げるための言い訳をしないことである

本書では、距離の一番近い人間関係である「家族、愛の関係」についてより詳しく書かれています。

その中で、核心を突いた一言がこちら

「運命の人は、いない」

人は誰しも「運命の人」を探していて、巡り合ったときに結婚する。

そんな風に思っていませんか?

しかし、これをアドラーは完全否定します。

理由はこうです。

人が運命の人を求める理由について、アドラーは「すべての候補者を排除するため」だと断じます。

つまり、「運命の人」がいるから、いつもあってる人は出会いにカウントしない。出会いと認めてしまうと、声をかけたり、連絡したりすることになり、その結果、ふられるかもしれない。ふられるのが嫌で回避している言い訳ということです。

「出会いがない」と嘆く人は、可能性の中に生きている。
「いまは幸せが訪れていないが、運命の人に出会いさえすれば、すべてがうまくいくはずだ」と。

これは聞く人が聞けば耳が痛いけど、かなり核心をついている。

「私の理想の彼(彼女)は〇〇です」といったり、相手に条件をつけて、それに今は合う人がいないという理由も同じです。

このときの「目的」はふかれてショックを受けるかもしれない状況をさけることです。

つまり、人間関係から逃げている。

言い訳に逃げずに勇気をもって自分から働きかけることが、幸せに近づく方法だと述べています。

 

本書を読んで得た「学び」

本書で登場する会話の中ですごくわかりやすい例え話があります。

アドラーはカウンセリングをするのですが、そのときに三角柱をときどき使用するそうです。

この三角柱は、われわれの心を表しています。

あなたが座っている位置からは、3つのうち2面だけが見えます。

一面には「悪いあの人」もう1面には「かわいそうなわたし」

けっきょくこのふたつしか語っていない

たしかにカウンセリングを受ける人は、困ってるから来るんですよね。

だから「かわいそうな今の自分」のことを語りますし、その原因となる誰か、悩みの原因は誰か人間なので「その悪い人」のことを語る。

それが普通だと思いますが、アドラーは1つ足りないといいます。

もう1つの側面に書かれている言葉は何だと思いますか?

それは

「これからどうするか」

です。

たしかに、これが一番重要です。

今の困った状況、悩み事に共感することで、癒やされることはできますが、問題の根本解決にはならない。

解決するためには「これからどうするか」。対策を考える必要があります。

悩んでパニックになってるときほど、頭が回らないのは事実です。

ですが、そんなときこそ少し気分転換でもして、「これからどうしようか?」と考えてみるとふっとアイデアがわくかもしれません。

 

私は結婚していて、子どももいますが、この言葉が心にささりました。

まさに先ほどでてきた人間関係のMAXレベル「愛の関係」に挑んでいる最中です。

言い訳をして逃げたくなる場面は数知れずあります。

しかし、相手を責めたり、自分をなぐさめたりしても状況はかわりません。

「これからどうするか」

この言葉を聞けただけで、この本を読んだ価値はありました。

そして、これからどうするかを考えても思いつかない場面もたくさんありますが、そんなときは先人の知恵を結集した「本」を読むことで打破できます。

みなさんもそんな本書がそんな1冊になれると思いますので、ぜひご一読ください。

 

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