「イライラして、頭に血がのぼると人間、冷静な判断ができない。」
冷静なときに、この文章を見ると
「そんなん、当たり前やん」
となるけど、頭に血がのぼると、そのことがわかっていても
「もう、どうにでもなれー!」
とやけくそになって、後悔する人も多いと思う。
そして、失敗する。
しかも、何度も何度も同じ失敗を繰り返してしまう。
それは、「自分の感情」が正しいと思ってるから。
誰しも、自分の感情を大切にして、イライラしている自分を正当化したいもの。
けど、1つだけ忘れてはいけないのが、
イライラしたことによって、おこった結果が「望んだ結果」なのかどうか。
きっと、望んだ結果ではないと思う。
例えば、人が立ち話をしていて、道をふさいでいる。
急いでるからイライラして、「どけよ!」というとする。
するといわれた方も「なんでそんな言い方するのか」と場合によってはケンカになる。
急いでるのに、ケンカにからまれ、タイムロスに。
これって、言った本人は「急いでここを通過したい」という狙いがあったにもかかわらず
結果はその逆。
最初の目的通りにしたければ、「どけよ!」じゃなく、「ちょっと、すいません、通してください」
といえば相手も「あ、ごめんなさい」といってすぐ通してくれたはず。
「ちょっとすいません」がいえなくて「どけよ」といった方が楽だからついそうしてしまうと結果はうまくいかない。
怒りって、「コミュニケーションのツールの1つ」なんですよね。
人って、つい楽な選択肢を選びたがる。
日頃、よく怒る人は、「怒りで相手をコントロール」する方が楽と思ってる人です。
けど、よくよく考えると、怒りにまかせて行動してるときの結果っていいことがない。
だから、感情的になってるときほど冷静になろうって話でした。
実は、最近、ある人に理不尽にマウントをとられて、イラついたんですが、
その人が少し精神疾患のある人なので、反応せずに冷静に対処しました。
客観的にみても思考がかなり歪んでいて、それが原因のようで。
だから、認知の歪みについて教えてあげたいけど、何をゆっても通じない状態で、いったん時間を置くことにしました。
相手に合わせて、こちらも怒ってしまうと相手の思うつぼだし、いい結果にはならないのは間違いない。
大事なのは「いい結果」のために冷静に判断することだと思う。